平成18年3月
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本医療器材工業会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　環境問題委員会


拝啓

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、医療機器をご使用いただいた際に不具合が発生した場合はもちろん、その他何らかの異常が確認された場合など、原因究明の為に該当品の医療機器メーカーでの解析が必要になる場合があります。その際、医療機器に血液、体液などが付着したまま引き渡されるケースもあり、取扱い者並びに施設内部等の汚染・感染の恐れが指摘されております。

しかしながらこれらの「解析用返送品」について安全に取扱う手順・注意点などに付きまして考慮すべき基準がありませんでした。今般、当工業界会の環境問題委員会におきまして取扱い者の安全を守り、施設内部等の汚染・感染を防ぎ、かつ、正確な原因解析が行えるよう「解析用返送品の取扱いに関するガイドライン」を作成いたしました。
内容は、受け取り方法と注意点、輸送部署における注意点、解析部署における取扱い手順、消毒や廃棄処理、取扱い者の管理・健康などが書かれております。当工業会会員各社から共通の内容でお客様に情報提供すると共に、日本医療器材工業会のホームページにも掲載することといたしました。

お客様におかれましては、関係部署の皆様へのご案内、ご理解等のご配慮を頂きますよう、よろしくお願い申しあげます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具


掲載資料
1. 解析用返送品の取扱いに関するお願い
2. 解析用返送品の取扱いに関するガイドライン